Wednesday 24 August 2011
日本人社員のための研修を企画しました
Sunday 21 August 2011
社員の尊敬を集めた井深さん
Tuesday 9 August 2011
会社の寿命と自家中毒
一昔前「会社の寿命30年説」というのがありました。現在はもっと短いかも知れません。あくまで平均値ですが企業が市場から退場させられた主な理由は「環境変化の対応能力」と言われています。事業や組織を変えなくてはいけないのに変えないとか変え方が悪い、といったことです。しかしソニーの創業者の盛田さんは常々こう言っておられました。「会社が倒産する一番の原因は外部要因より内部要因、つまり自家中毒です」と。盛田さんにしてみれば、環境の変化は当たり前、強力な競争相手との競合も当たり前。それにどう対応するのか、どう競争に勝つかは自分次第で問題はむしろ内部にあると。因みに盛田さんは日本が外資を規制し日本の企業が競争にさらされないことが日本企業にはマイナスであり競争があってこそ企業は強くなる、とも言われていました。
ところが会社は自家中毒に知らず知らずに犯される。私はこれまで何度も海外赴任を終え日本に帰国して間もなくまた現地に呼び戻されました。私が余人をもって代え難いのではなく、現地で内部の問題が起こり修復にかりだされたのです。まさに盛田さんの言われた内部問題が原因で自家中毒を起こしたのです。自家中毒はリーダーシップの不在とか、部門間や個人間のつまらない利権争いなどによって引き起こされます。百害あって一利なしです。他方外部の厳しい環境は盛田さん流には望ましいとも言えます。
ゴルフで惨めなスコアーを出した時、今日は風が強かったのが崩れた原因と言いわけは出来ません。風は誰にも平等に吹き、これを乗り越える技術を持ち良いスコアーでまわった人が勝ちです。むしろ知らないうちに倒産の原因にもなる自家中毒をどう防ぐか盛田さんの忠告に耳を傾けいつまでも若い会社でいたいものです。 (鶴見)
この記事は人材紹介会社センターピープルが英国ニュースダイジェストに掲載した「三角波シリーズ・四海波静か」より抜粋しました。
Thursday 4 August 2011
自分のエネルギー管理を考えよう
我々は、よく「忙しい」という言葉を連発します。しかし、この忙しいという言葉は、「心を無くす」と書くので連発してはいけない、と有名なお坊さんが書いているのを読んだことがあります。我々は、忙しくなると愚痴を言いつつも「時間」で解決しようとしますが、今日は、もっと賢い対処方法を紹介します。それは、我々が持つ「エネルギー」をより上手に使い、ワーク・ライフ・バランスを推進する方法の紹介です。
研修では、フル・エンゲージメント(優れたパフォーマンス)を支える源は、「エネルギー」であると説きます。例えば、車のエネルギー源は、ガソリン、ディーゼルや電気ですが、人間のエネルギー源は、「身体、感情、頭脳、精神」の四つの分野から成り立ち、そのエネルギーは、人が考え、感じ、行動することのすべてに影響を与えます。このため、エネルギーをバランスよく管理することが重要であるとし、その方法を教えます。
研修では、優れたパフォーマンスを引き出す鍵は「時間」管理ではなく「エネルギー」管理にあると説きます。フル・エンゲージメントとは、「優れたパフォーマンスを発揮するために身体、感情、頭脳また精神の最適なエネルギー状態」を指します。
要するに、身体のタンクにエネルギーが満ち、感情は前向きで管理できている状態、すなわち身体の「量」に対し、感情は「質」です。頭脳はIQとは関係なく、正しい方向に「焦点」を合わせることができる集中力、また精神は、最も強力なエネルギーで本当に大切なものが何かを自覚している状態です。
この研修内容は、世界の頂点に立つスポーツ選手を多数メンタル・コーチングした人が30年以上かけて研究し、ビジネス・パーソンにも適応できるように開発され、何をすれば良いのかを自分たちで答えを導き出す一日研修です。例えば、テニスで言えば、世界の頂点に立つ選手と二番手にいる選手の比較をするとスキル面では、ほとんど差がないにも関わらず、差が出るのは、このエネルギー管理法だと説きます。
F1で優勝するためには、戦略的に効果的・効率的ピット・インが必要です。人間も定期的整備と給油が必要です。要求が厳しい仕事をしている人ほど必要です。まじめな人の本能として、ニーズが高まれば高まるほど自分に鞭を打ってがんばってしまいます。これは改める必要があります。人間は生まれながらにして、再生するように作られているのです。