そこで今日は我が日本の素晴らしい社会生活インフラ、コンビニ、安全/安心を海外に売り込めないのか、という話です。これ等は皆国内産業です。私の友人であるセコムUKの社長は日本モデルを英国でも浸透させることで活躍しています。よく日本のサービスは過剰で海外では必要ないという意見も聞きますが、それは正しくありません。日本の輸出を牽引してきたグローバル製造4業種(自動車、電機、鉄鋼、一般機械)は日本の全産業の三分の一以上の利益を稼いでいますが、製造業のシェアーは毎年下降線を辿っています。この分野で働いてきた自分にとって日本のグローバル製造業の復活を祈らざるを得ませんが容易ではありません。しかし、単純に日本のドメスティック産業をグローバル化するのも多くのチャレンジが待ち受けています。最近は幾つかの会社のトップが市場を海外に求める方向を打ち出しました。
デフレの中、国内の激烈なコスト競争でどこの会社も苦しんでいます。半世紀以上前にソニーの盛田さんは大手電機メーカーがひしめく日本ではなく海外に市場を求めました。国内産業をどうグローバル化するのか?世界における日本の経済的地位が低下し活力を無くした日本を引っ張る第二、第三の盛田さんは必ず出てくると信じています。企業も国も大きなビジョンと夢を描き働く人をやる気にさせること。特に若者に希望を与え、若者も自立の精神で上を目指すこと。これが次の時代のグローバルリーダーを作る道と考えます。せっかく良い技術やサービスを持っているのに今のままでは宝の持ち腐れです。ある人は日本で第二に高い山の名前を言ってみろ、と聞いたら答えられる人は少ないだろう。誰でも富士山がNO.1と知っている。第二以下は皆同じ。だからNO.1にならないと駄目なんだと。日本のドメスティック産業をゴローバル化し世界NO.1にする夢。チャレンジする価値は十分あると思いませんか?皆さんのご意見をお聞かせください。
(鶴見)
(鶴見)
今、日本国内でも、児童教育のランクが下がったとか、GDPは今年中に中国に抜かれるだろうとか、とかく自分の位置付けを気にし過ぎる傾向にあるような気がします。
ReplyDelete果たして我々はいつも世界一番で在るべきなのでしょうか。
少子高齢化社会となっている現在、経済的に世界一を保つことには些か無理が生じるのではないかと危惧します。
日本市場での産業構造は急激に変化しています、特に重工業とかエネルギー関連企業はエコ関連に大きく舵をきらねば生きて行けない状態になっているようです。
テレビのコマーシャルでも殆どがエコを表にだしてきているようで、産業の転換が始まった感を深くします。
このような背景から日本が対外的に進めて行くべきものは、外の国でも近づいている高齢化社会への対応策の輸出ではないでしょうか。
ただ単に現実社会に対する便利さを追求する産業ではなく高齢化先進国として積み上げたKnow-Howを産業として広めて行くことが大切なのではないでしょうか。 (邦)