アクロス・アソシエイツ・コンサルタンツ

Wednesday 13 January 2010

頭が痛い、コストを削減しなきゃいけないんだが・・・

私の専門は会社のコスト削減をお手伝いすることです。直接人件費や企業年金といった人事マターは同僚の専門家に任せるとして、それ以外の間接経費について見ていきましょう。

ご存知の通りコストの削減は収益に直結します。コスト削減分と同じだけの利益を上げるためには、かなり売り上げを伸ばさなければいけないことはお分かりだと思います。ところがいざ行動に移るにしても何処から手をつけていいか分からない、あるいはやっているつもりでもどうも効果が見えてこない、といったケースはたくさんあります。

上の図にある通りコスト、特に直接人件費や材料費といった会社のビジネスに直結するコスト以外のオーバーヘッドは様々な分野にわたります。問題はこの幅広い分野について対応できるリソースがあるか、あるいはそもそもやっている時間があるか、という問題があります。通常プライスをみて安い、高いを判断するケースが多いのですが、本当のコストはそれだけにとどまらないのが真実です。

特にスタッフがそのために割く時間は馬鹿にならないことをよく理解しておかなければいけません。上記の図にあるように、額面のプライスはその他のファクターの一部に過ぎないわけです。また契約内容をよく確認しないと隠されたフィーがたくさんあったり、長期契約になっていたり、様々な落とし穴が隠されていることもあります。残念ながら、本当にベストヴァリューであるかの判断はそう簡単ではないのです。

次回では何処から手をつけていくべきか、ということについてもう少し考えてみたいと思います。 (西川)

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