アクロス・アソシエイツ・コンサルタンツ

Tuesday 16 February 2010

コスト削減: エネルギーコスト

今回はエネルギー(電気・ガス)のコストについて見てみましょう。

ご存知の通り英国は15年前からエネルギー市場を自由化しており、自由にガス、電気のサプライヤーを選ぶことができます。したがって上手な選択をすることでエネルギーコストがかなり削減できます。ただしリーテール価格はエネルギー市場の市況に左右されます。従いマーケットが高騰している時期に契約すると、どうしても高い価格にならざるをえません。08年の10月にエネルギー価格(ガス、電気ともに同じ傾向です)が近年のピークを迎えました。このときに長期契約(たとえば3年)されているケースは悲劇です。一度契約をしてしまうと、ビジネスを続けている限り期間中の解約はできません。残念ながら契約期間中、高い値段を払い続けなければなくなるわけです。現在であれば価格は大幅に下がってますので、大変な負担となります。このほかに契約期間、使用量なども価格に反映されます。また場合によってはビジネスユーザーであっても契約をしておらず、タリフレートが適応されているケースもあります。この場合は通常契約した方が有利です。

契約更新に関しては結構面倒な手続きがあって、現行サプライヤーの更新価格で自動継続契約してしまっているケースがかなりあります。有名な文句"Don't worry, you don't need to do anything ."です。価格更新時はコスト削減の一番のチャンスですので、もし何年も同じ会社と契約しているのであれば、一度コンサルタントに相談されることを勧めます。かなりの確率でコストは下がるものです。 (西川)

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