アクロス・アソシエイツ・コンサルタンツ

Wednesday 3 February 2010

First 100 days

変革を期待されたオバマ政権や鳩山政権のFirst 100 daysの評価は予想以上に厳しいものでした。政権に着いた途端に諸問題の渦に巻き込まれました。同時に新政権のビジョンを作り、組織/人事を固め、予算も発表しました。この経験は国のトップに限らず会社や、一部門の責任者、ひょっとすると誰にでも当てはまることかも知れません。

さてそこで質問ですが、皆さんは最初の100日がどれほど重要とお考えですか?誰でも新しい仕事についた時は前任者からの引き継ぎや関係者との顔つなぎ、それにすぐに対応しなければならない諸問題に忙殺されるものです。私も過去何度も日米、日欧を往復しその度に新しいポジションに就きました。しかしその都度言わば転勤慣れをしてしまい一通りの引き継ぎ業務で終わってしまいました。仕事がそつなく継続されることが無意識に第一目標になっていたように思います。辛うじて最後の赴任の時のみFirst 100 daysを意識したようです。その仕事は欧州ビジネス全体の統括でした。当時、事業環境は今に劣らず厳しく会社のコスト構造も大きく変える必要がありました。加えて人事も大幅な刷新が必要でした。歴史がある会社ほど一層の変革が求められるのも事実のようです。100日の間に大きなチェンジを実行しました。チェンジをスタートしたということです。

今振り返ると何故あの時100日を効果的に使ったのでしょうか?答えはただ一つ。自分に危機意識があった為と思います。仕事の大きさやポジションも少しは影響があったかも知れません。しかしどんな仕事にも改革が必要です。問題は自らが危機意識を持ち変革する情熱があるか否かにあるような気がします。そして転勤や赴任が改革のチャンスであり、100日がそれを始める絶好の機会であるように思います。過去何度とチャンスを逸した自分の人生を振り返って考えてみました.皆さんはいかがでしょうか?蛇足ですが100日を過ぎてしまった方でも今日から100日の間で取り組んでみられたらいかがでしょうか?
(鶴見)

No comments:

Post a Comment